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※この動画はNHK連続テレビ小説『ばけばけ』第12話のネタバレを含みます。
雨清水家の工場に、突如として訪れた深刻な危機。
長男・氏松の失踪により、家業を守るべく傳が奔走する中、彼は思いがけず三男・三之丞に工場の指揮を託します。
父からの初めての信頼に、三之丞は涙を浮かべながら決意します――
「私の名前、覚えていていただけたんですね…」
しかし、経営経験のない三之丞に待ち受けていたのは、容赦のない現実。
工場の帳簿を睨みながら無力感に苛まれ、やがて現場係・平井の強硬な提案をそのまま受け入れてしまいます。
そんな中、資金繰りに失敗した傳が冷たい雨の中で倒れ、血を吐いてしまいます。
騒然とする工場、動揺する家族。看病もままならない中、トキが深々と頭を下げて言いました。
「お願いです。私におじさまの看病をさせてください」
銀二郎は必死に止めますが、トキの想いは揺るぎません。
「お二人のために、何かせずにはおれません」
その真剣なまなざしに、松野家の家族も心を動かされます。
司之介は静かに語ります。
「傳殿には、トキの手で回復していただきたいんです」
松野家と雨清水家、二つの家の絆が試される中、トキが下した“恩返し”の決意とは――
実家の武家文化への執着する嫌気がさしていた銀二朗。格上格下に拘り労う言葉もない祖父。甲斐性が無い。トキから銀二朗へを労う言葉があれば違った・・銀二朗の変化に気付く様子の無いトキ。商家の家にあった鎧はおそらく武家の家からの担保・・担保なしに借入しようとする傳。工場に出入りしながら織物の事を理解していない三之亟。藩主でもないのに女中が多すぎた雨清水家。雨清水一家は商売に向いていない・・親戚のトキ一家と同居すればタエは粥を焦がす事もなかった。武家に拘るドラマのトキ一家と雨清水家・・維新前から新しい時代の波に乗っていた現実の松江藩主。藩主に従わない時点で主従関係をわっていない。表面だけ武家を装っているようなトキの祖父と雨清水タエ。「ばけばけ」はうまく描いていると思います。面白い。